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2012.3.13

『生きてるものはいないのか』石井岳龍監督と豪華ゲストによるトークショーレポート【2日目ゲスト:染谷将太さん】

3月9日(金)@ユーロスペース 
ゲスト:染谷将太さん(司会:相田冬二さん)

Q:初めてこの作品への出演が決まった時のお気持ちは?

染谷さん:凄い分厚い台本をいただきまして、会話劇なんで膨大なセリフが書かれていて、僕の中で石井さんの映画は、セリフよりも動きといった印象があったんです。だから、石井さんがこの作品を撮るのかっていう意外性と、でも台本を読んで凄く面白く、ここまでの会話劇はやったことがなかったので、自分はどうなるんだろうと、楽しみでした。

Q:本作に挑戦しようとした理由は。

石井監督:言葉に頼る映画は好きじゃなく、映画は映像で体感するものであって説明するものではないと思っていたので、セリフに頼る映画を撮ってきてないんです。
この原作戯曲を読んで 会話がとっても面白いということ、それから動きがまったく書いてなったんですね。 私は初めから自分の映画の世界として読んでしまったんで、『生きてるものはいないのか』を映画に使用とした理由は簡単には説明できないんですが、ひとつ言えるのは、これだけ魅力的な登場人物の会話からいろんな人物像が見えて、またこの新鮮なキャストで人物像を作れれば間違いなく面白いと思った。
あとは、舞台では表現できない空間設計といいますか、ある種、映画は建築、絵画と似ているところがあると思っているのですが、せっかく染谷君が来てくれているので話しますと、ケイスケ(染谷将太さん)とミキ(田中こなつさん)の2人の役の空間設計を最初から考えていました。ラストシーンは慌ただしい撮影で何が何だかわからない状態だったんです。あの夕焼けは合成でも何でもなく奇跡みたいな瞬間が来てあのようになったんですが、そのような状態になると分っていたので、そこの空間設計みたいなことを予めやっていて、これに費やされる時間はこれくらいだろうと分っていた。一種ドキュメンタリーのようなスリルの中で撮っているので、そこから逆算していって全体の空間設計見たいなことは前もって考えていましたね。

Q:染谷さんが演じた役は他の役とは立ち位置が違っていたと思いますが。

染谷さん:あまり意識はしないんですよ。場所も、相手の方との距離感とかも。意識をしなくても体が自然に応用していくといった感じです。たぶん監督がしっかりと役を設計してくれているからこそ、意識しなくても僕が立つだけでそこに収まっていくんだと思います。
僕が意識していたのは“人が人を殺してるのに止められない”というシーンがあってそこに向かっていました。ラストシーンというよりもそこに向かっていましたね。それは何故かというと、監督が「染谷君は人が人を殺してるのを見た時に止めますか?止められる状況だったら止めると思います。」って言ったんですよ。その時点で、ケイスケという役との背骨がずれているとおっしゃって、確かにと思いました。そこの背骨の位置を合わせることに徹しました。僕は人が人を殺しているのを見たときに止められない人間なんだっていうのをベースに演じました。そこに向かっていきました。僕は止められるけど、ケイスケは止められない。そこに向かいました。

Q:監督はどのように演出されていったのですか

石井監督:私は俳優は大げさに言えば芸術家だと思うんですよ。だから俳優が役の感情をクリエイトするべきだと思う。監督のイメージと俳優の感じる感情は違うと思うので、共同作業でどのようにすり合わせていくのかというときに事実と言うものがないと成り立たないと思うんですよ。映画の場合は台本ですね。脚本に書かれている事実を元に役をお互いにクリエイトしていかないと話が噛み合わないと思うので。監督によってはイメージを押し付ける人もいると思うし、全部任せる人もいると思いますが、私はやっぱりより面白くしたいので、ケイスケの役の場合は事実を元に役をクリエイトしていってほしいと思っていましたね。そして、それを見るのがやっぱり楽しみでした。
私の解釈と多少違うところがあっても、それは彼らの仕事だというか、どれだけこちらを驚かしてくれるか、感動させてくれるかていうことで測っていきたい。一種の鏡だと思うんです。見えないところが見たいし、もっと面白くなると思えばアドバイスもします。
本当にケイスケは受け身の役で難しい役だったと思います。その時に、何もできない役という事実としてお互い認識していたんですね。そこは変えられなかった。変えてしまうと軸がずれてしまうと思ったので。私もどうこの役を掴んでいくのかとケイスケ役の演出に関しては苦労しました。動く人ほど演出は楽なんですよ。ケイスケは自分からほとんど何もしないんですよ。動かないから難しい。

染谷さん:僕は意外と楽観的になんです。受け身の役なら本当にそこにいるだけに徹するんです。そうすれば自然とそうなっていくんですよね。

石井監督:私はラストシーンの為に、染谷君にオファーしてるんですよ。予想以上のものが撮れていると思うんですが、自分でみてどうですか?

染谷さん:もの凄く力のあるシーンだと思うのですが、本当に力は入れていなかった。あの時、神様が降りてきたじゃないですか。10分だけ夕日が出て、その時点で立ち位置に立って動かなかったんですよ。その後、ずっと一点を見つめていたんですよ。そこで自分の中では完成していて、気づいたら終わっていたんです。周りが勝手に進んでいて気づいたら終わっていた。

石井監督:私もそうでした。実はメイキング映像があるんだけど、改めて見てこんな感じだったんだと分かったくらい。

染谷さん:出くわしている感じでした。

石井監督:何も作っていなかったと思うね。

Q:ラストの目の先に写ったものがいろいろあると思うのですが、受け身のケイスケが受け身のあとにどう動くと感じましたか

染谷さん:あの時は無でした。その先があるのかないのか分らないという感覚でしたね。とりあえずあの時は無でした。変化していても気づかないし、何も考えていなかった。

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